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このごろのこと


父親の選挙が終わって、死ぬほど暇になるかと思いきや、
今のところなんやかんやとあって、
頭と心が、わーっと気忙しいまま、いつの間にやらひと月が経った。

自分自身、何があったのか、あまり思い出せないほど。


不思議なことに、
このひと月、何年もご無沙汰していた友人たちから、
「やっと見つけた!」と連絡が入ったり、わざわざ会いに来てくれたりすることが続いた。

それは神戸だったり、東京だったり、はたまたオーストラリアのメルボルンだったり。

同時期にそんなことが起こるなんて、それがなぜかはわからないけど、

人と広く浅く器用に繋がれない自分の在り方や、本当に大切なものを見つめる、良い機会になったように思う。

どうあれ、何年経っても、見知らぬ街でたくさんの人に出会い、たくさんのことを経験しながら、それでも「会いたい」と思い続けてくれる人がいる事は、とても不思議で、幸せなこと。

人が人を想うことに、時間も場所も距離も…何も関係がないということ。

つながっているのは、「心」でしかないということ。


体調は相変わらずだけど、
自分のペースが明確につかめてきた。

一日に、用事は一件。
二、三日おきに、必ず休息日。
一つのお出かけは、4時間以内。

このオキテを破ると、なんらかの弊害がすぐさま起こる。

激痛なり、発熱なり、諸々。

「ちょっとここまで来たついでに寄り道!」とか、「せっかくだからもう少し!」というのが出来ない。


「どうしてこんなに体力がないんだろう」という長らくの疑問に、
昨日、発病当初からお世話になっている理学療法士の先生が、いとも簡単に答えをくれた。

「これだけ身体全体がカチカチにこわばっていると、例えば、咀嚼や、飲み込み(食べるという行為)、座っているとか、歩くとか、もっと言えば、ただ呼吸をするとか、とにかく健康な人が無意識に出来てしまう行為一つ一つに、松田さんはいちいち意識を向け、痛みを伴いながら、がんばってしなくちゃいけない。
それはものすごいエネルギーを消耗することなので、疲れるのは当たり前ですよ。」と!!!

な、な、な、な、な〜るほど!!!

それは、目の覚めるような間違いない答えだった。


もう、この体になって、何年も経つから、普通の感覚という方を、私は忘れてしまったけど、言われてみれば、確かにそうだ。

運転するとか、料理をするとか、洗濯を干すとか、そんな日常だって私にとっては、歯を食い縛ってすることばかり。

4時間が限界と言う事は、単純計算でも、健康な人が、8時間労働とか、もっと強健な人になれば、一日の半分、12時間位は元気に活動出来るとして、私は一つ一つの行動に、その人たちの、2倍〜3倍のエネルギーを要しているという事かもしれない。

ついさっき、近所のスーパーで少量の買い物袋を片手に下げ、杖を頼りに歩く腰の曲がったおばあさんを見かけて、
「この方はただ買い物するというこの行為にどれほどのエネルギーを費やしているんだろう」と考えた。

そして、どれほどのことをあきらめているのだろう、と。

若い時にはなんでもなかったこと、健康の時には全く無意識だったことが、老体や病体には、想像を絶するほどに厳しい。
もちろん障害を持つ人だって同じ。
買いたいものが買えない。
それはお金云々ではなく、持ち帰れないから、買えない。

竹内先生が言った、

「買い物は好きだけど、見えないから楽しくはない。」という言葉を思い出した。


「愛と感謝と想像力!」

そう繰り返し唱えながら、娘たちを育てたわたしは、今、さらに、

ジョンレノンじゃないけれど、

「想像してごらん…」

そんな風に、誰に言うともなく思います。強く、強く。

「ちゃんと想像できる人」は、優しい。






ゴールデンウィークに西川緑道公園で開催された、キャンドルナイトのイベントに、
わたしは行ってみたくて、
いやきっと、行けないからこそ行きたくて、
車で、ほんの一瞬連れて行ってもらった。


にぎやかに楽しむ人たちが、私にはとても羨ましく思えて、

でもきっと、この人たちにも、人には見えない苦しみや哀しみはあるのだと想像しながら、
会場の外からシャッターを押した。





この写真は、今のわたしみたいだと思った。



帰宅後、会場にいた長女から、たくさんの写真が送られてきて、

切なさとありがたさと一緒に、私はその写真たちを眺めた。





「何でもないようなことが、幸せだったと思う」

という歌があったな。





でも、

「もっと何でもないようなことさえ、今は幸せに思える」

のも、また事実。






今、ここを、懸命に、生きている、
このごろの、何でもないお話でした。






at 16:46, naosun(なおさん), -

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